『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

はにかみ湛える恒久・ほほえみ溢れる和奈。49[守]伝習座、休憩時間のミメロギアだ。ちょうど1年前に開講した47[守]で、新井和奈はアイドル・ママ教室師範代、渡辺恒久はその担当師範として半年間を共にした。コロナ下に加え、渡辺が海外在住だったことも重なり、これがリアルでの初対面だった。
47[守]のチームラウンジに「守に帰ってくれば、恒久師範がいる、と思えることが私の心の支え」と、新井は記していた。その言葉に導かれたように、49[守]師範として伝習座ゲストの渡辺と“はじめての再会”を果たした。
イシス編集学校はコロナ以前からオンラインの学びの場だった。教室は、EditCafeと呼ばれるインターネット上にある。そこで交わされるお題・回答・指南は、テキストによるコミュニケーションだ。
文字の組み合わせであるテキストだが、そこには師範代の熱や学衆の幼ごころが埋め込まれている。文字による対話を繰り返す度にそれぞれの教室らしさが立ち上がる。文字のやりとりだけで似顔絵も描ける。
EditCafeを離れ、直に対面した時、多くの学衆がつぶやく。「はじめてなのに懐かしい」。
言葉は不完全でゆらぎのあるコミュニケーション手段だ。だからこそ互いの「地」に思いを馳せ、メタファーを磨いて交し合い、テキストで信頼を築こうとしていく。
49[守]は4月25日に開講する。“はじめての再会”があなたを待っている。
石井梨香
編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。
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コメント
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2025-10-15
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「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。
2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。
2025-10-07
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美味しい葉っぱをもりもり食べていた自分を置き去りにして天空に舞い上がり、自由自在に飛び回る蝶の“初心”って、いったい…。