小濱有紀子
編集的先達:倉橋由美子。古今東西の物語を読破し、数式にすることができる異才。国文学を専攻し、くずし字も読みこなす職能。自らドラムを打ち鳴らし、年間50本超のライブ追っかけを続ける情熱。多彩で独自の編集道を走る、物語講座・創師。
物語は続くよ、どこまでも~賞選本は稽古とひとつなぎ【感門75】
「綴じて、開く」 感門之盟から10日。2021年3月23日、赤羽綴師の言葉で、13綴物語講座は幕を閉じた。 イシス編集学校においては、本を媒介に人と人が繋がることは、極めて当たり前のことである。だが、こと「賞品」 […]
【三冊筋プレス】探して求めて深まる謎、ウイルスも「鍵穴」(小濱有紀子)
「探求型読書」は、新書に効果的な読書術だと思っている人は、騙されたと思って、ぜひ小説で試してみていただきたい。苦手なジャンルがある人、あまり好みじゃない作家がいる人はもちろん、むしろ本が大好きな人、読書に自信がある人 […]
「あのう、わたくし、ここからどこの道を行けばいいか、教えていただきたいんですけど」 「そりゃ、あんたがどこへ行きたいかによるわな」 「どこだっていいんですけど」 「そんなら、どの道だってかまわんだろ」 ルイス・キャロル […]
一心不乱な思想や信条は、論理で正当化しようとすればするほど、その熱の方が際立つ。だが、この3人の筆者たちにとっては、そんなことはどうでもいい。むしろこの熱をこそ伝えようと、それぞれ懸命に冷静さを装い、客観性を持っている […]
【三冊筋プレス】白い伽藍を藍と真紅で染めたなら(小濱有紀子)
新しい伽藍は白い。だが、それは次第に黒く汚れてしまう。だからこそ、常に新しい輝きを求めるべきなのである。 にもかかわらず、その汚れたものを美化し、あまつさえいまだ白いと言い張り、守り、固執する人間がいる。 『伽藍が […]
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