発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

衣笠純子
編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。
「読む力」が人生を決める——佐藤優×吉村堅樹、読書と読解の本質に迫る
いま、私たちに本当に必要なのは「読む力」である。 作家・元外交官の佐藤優氏が動画の中で“読書の師匠”と呼んでいる人物がいます。それはイシス編集学校 学林局林頭、吉村堅樹。 今回公開された対談動画では、この2人が、現代 […]
知の迷宮ちえなみきに、田中優子登場!江戸と編集の秘密、ここに集う
ついに、あの人がちえなみきにやってくる。 3万冊の本が迷路のように連なる“知の迷宮”ちえなみき。その舞台で、江戸文化研究の第一人者であり、イシス編集学校学長・田中優子が語る特別講演が、いよいよ開催されます。 […]
編集学校のみなさん“知の越境”AIDAオンライン、のぞいてみませんか?
編集を学んでいるなら、ここも外せない。 Hyper-Editing Platform[AIDA]は、分野や業界を超えて、これからの社会像を構想する半年間の学びの場です。 異才・達人・哲人たちと共に、対話と探究を通して自分 […]
銀河の音にセイゴオの声が重なる夜~玄月音夜會 第二夜 7月18日(金)開催
宇宙の果てに漂うような、郷愁の調べ。 星めぐりの音とともに、セイゴオが語りだす——。 松岡正剛の10回目の月命日に始まった、追悼記念企画「玄月音夜會」。 第一夜では、半世紀にわたる親交をもったあがた森魚さん […]
グラスを回す指先に、本の記憶が香る― 「酒上夕書斎」第2夕 6/24YouTube LIVE開催
「酒上夕書斎」第2夕、開催決定。 ― 今度の一冊は、学長・田中優子をつくった“まさか”の読書体験。 ゴートクジイシス館から、月に一度の“本とワインの夕べ”をお届けするYouTube LIVE企画「酒上夕書斎(さけのうえの […]
コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。