小路千広
編集的先達:柿本人麻呂。自らを「言葉の脚を綺麗にみせるパンスト」だと語るプロのライター&エディター。切れ味の鋭い指南で、文章の論理破綻を見抜く。1日6000歩のウォーキングでの情報ハンティングが趣味。
ヒトの遺伝子には、太古の昔から未知の国を放浪した記憶が刻まれているのかもしれない。その面影がふっとよみがえり、無性に旅をしたくなるときがある。 2020年、新型コロナウイルスの感染を避けるために移動が制限され、国内は […]
少年の傷と少女の悩み 小学生のころは健康優良児だった。虫歯が1本もないきれいな歯だ、とクラスの担任にほめられた。なぜか恥ずかしかった。ほかの子のように虫歯になりたいと思った。それで、甘いものばかり食べてい […]
44[破]AT物語・アリストテレス大賞受賞を語る:稲垣景子さん×吉居奈々さん「ひそやかな戦いを描きたかった」
新型コロナウイルスは社会や暮らしを一変させた。未知の感染症という困難に直面し、彼方への旅を余儀なくされることになったのだ。そんな非日常の中でもイシスの学びは変わらず、7月末、[破]の名物アワードのひとつ、アリスとテレス大 […]
普段の生活にはそれほど必要とは思えないが、編集学校では避けて通れないものがある。それが「生物は負のエントロピーを食べて生きている」という、生物学と物理学と哲学を重ね、合わせ、ひっくり返したような言葉の理解と使いこなしで […]
44[破]AT知文・アリストテレス大賞受賞、竹岩直子さんインタビュー: より能動の、深い読書体験
「白く、黒く、光る」。色と光が交錯するタイトルが、何かを暗示する。紙と鉛筆、皮膚と瘡蓋、生と死、そのあいだで揺れる心と体。本と著者との関係を視覚的にとらえた表現と、著者と双子の主人公を一体化した見方づけが他に類を見ないと […]
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