発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

多読ジムの名物冊師が”気になる読衆”にずばりインタビューする新企画「冊師が聞く」。
まつみち冊師に続く第二回のインタビュアーは渡會眞澄冊師(スタジオゆいゆい)。今季Season06ものこり1週間を切りました。「三冊筋プレス」に取り組む、読衆たちのナマの声をお届けする。多読ジムとはどんな講座なのか?
◆植村真也さん(スタジオ凹凸)◆
京都府京都市出身・在住。身長186cmの44歳。右投げ右打ち。学生時代は野球史の研究に取り組み、油断すると野球本ばかり読んでしまうというほどの野球フリーク。現在は精神障害者就労支援施設で事務仕事を担当。多読ジムにはseason 01 冬から参加。
本は好きやったけど読み方って意識したことがなかったですし、新しい講座への興味もあって申し込みました。
千夜千冊エディション『本から本へ』
多読ジムで出会った本のうち、とりわけ印象深い1冊で、
ひとつの文章から世界が広がっていくのを感じたと言う。
読書し続ける者が立ち返るべき場所でもある。
◉多読ジム season07・夏◉ 締切間近!!
∈START
2021年7月12日(月)
∈MENU
<1>ブッククエスト(BQ):ノンフィクションの名著
<2>エディション読み :『文明の奥と底』
<3>三冊筋プレス :笑う3冊
∈URL
渡會眞澄
編集的先達:松本健一。ロックとライブを愛し、バイクに跨ったノマディストが行き着いた沖縄。そこからギターを三線に持ち替え、カーネギーで演奏するほどの稽古三昧の日々。知と方法を携え、国の行く末を憂う熱き師範。番匠、連雀もつとめた。
【多読アレゴリア:群島ククムイ②】行先は未知。言葉の多島海へ漕ぎだそう!
生者、死者、昆虫、書物、自然…。 文化人類学者で詩人、三線の唄者の今福龍太さんは、ラテンアメリカや奄美、沖縄をめぐりながら、たくさんの声を聴き続け、発し続けてきました。そんな今福さんは、言葉に対する感覚も鋭敏です。 & […]
【多読アレゴリア:群島ククムイ】季節風に乗って島あしびの旅へ!
多読アレゴリアWEEK開催中!!!!! 12月2日のオープンに向けて、全12クラブが遊刊エディストを舞台に告知合戦を繰り広げます。どのクラブも定員に届き次第、募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、希望の […]
ISIS co-mission今福龍太さんの番期同門祭~響きあう声に誘われて【84感門】
「響いている、響きあっているね」。 ステージのうえでは、編集学校の師範代、師範、学匠らが感門を言祝ぎ、稽古の日々をふりかえりながら言葉を尽くして語っている。 ISIS co-missionのおひとり、今福龍太さんは、松 […]
ISIS FESTAスペシャル10/6(日)開催!今福龍太『霧のコミューン』生者から死者へ 死者から生者へ
文化人類学者、批評家、三線の唄者、吟遊詩人、たくさんのわたしを体現するISIS co-mmisionの今福龍太さん。昨夏の多読ジムSP「今福龍太を読む」は、今も記憶に新しいでしょうか。読了式での松岡正剛校長との対談は、遊 […]
SUMMARY 日々、当たり前のように、ときどき億劫になりながらもやっていること。 食べることを通してアフリカをのぞけば、人々の生活が見えてくる。アフリカ「で」ではなく、アフリカ「を」とした『アフリカを食べる』。助詞 […]
コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。