空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。

ISIS花伝所は過去450名余の突破者が通過した師範代の花道。この花ロードを巡ったのちの師範代ロールが“ イイことづくし” であることは、伝習座や汁講、感門之盟のモニタ画面にうつる姿を見れば一目瞭然、まずはジャイアンの「46[守]新師範代登板記」を読まれたし。
編集学校のメタモルフォーゼは、いまや世の必見。指南や対話そのものをインタースコアする師範代がいて、学衆は知らずミメーシスを楽しむ。意味の触発から創発へ、一途多様が次々とトポスになっていくのだ。そんな風に師範代は教室で稽古を擬きながら、“唯一の師範代”になっていく。自らにその“師範代”を胎動させるのが花伝所だ。
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さてもさても〜
今回、花伝所指導陣6名が、方法的な対話編集の面白さや可能性を伝えたいと、初の<エディットツアー@花伝>を企画しました。花伝演習を体感するワークショップとミニガイダンス他、ISIS的プレミアムなツアー。この4月にデビューする新師範代も駆けつけます。
入伝を考えている人、師範代の方法を知りたい人は、2月23日花伝ツアーにご参集されたし!質問も大歓迎、師範との交感を存分にお楽しみください。
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イシスフェスタ・オンラインツアー「師範代の花道へ!」
■日時:2021年2月23日(火・祝)14:00-16:00
■会場: Zoomを利用します
お申込の方に参加用URL、パスワードをお送りします。
■定員:先着15名
インターアクター:
林朝恵(花伝師範)
白川雅敏(花伝師範)
加藤めぐみ(錬成師範)
深谷もと佳(花目付)
中村麻人(錬成師範)
山田細香(錬成師範)
*イシス編集学校未入門の方は、
事前に「いますぐ編集力チェック(無料)」の受講をお勧めします。
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田中晶子
徹夜明けのスタッフに味噌汁を、停滞した会議に和菓子を。そこにはいつも微笑むイシス一やさしい花伝所長の姿があった。太極拳に義太夫と編集道と稽古道の精進に余念がない。
その問いだけが耳に飛び込んできた。 「逸脱って何ですか?」 編集学校学林局のメンバーの一人が発した言葉で、文脈は不明だが、妙に耳に残った。編集稽古をしていると、同一性から離れていくし、いつもの視点を捨てて連想を飛ばす […]
2001年9月、赤坂の編集工学研究所をはじめて訪ねた。20年以上前のことだが鮮明に覚えている。5期[守]の師範代試験の日だった。木村学匠(現・月匠)が、「松岡さんは、“編集学校は慈愛でいく”と言っているから、緊張せずに […]
ザリガニ先生とモーニング・トーク●3.27 エディットツアー[from札幌]
第78回感門之盟は「REMIX編集草子」。この春は学校中で、わっしょいの掛け声のようにREMIXの文字が乱舞しています。札幌在住の岩野範昭(花伝師範)と神尾美由紀(錬成師範)も、ペアを組んで3回目となる「3/27 エディ […]
「指南って、対話による意味の発見!」エディットツアー@指南モドキは楽しい
林朝恵花目付の進行で、尾島可奈子錬成師範、中村麻人花伝師範、深谷もと佳花目付が、指南の面白さを探訪する「エディットツアー@花伝篇」を開催。この春デビューする4人の新師範代(古谷奈々さん、宮坂由香さん、古澤正三さん、寺田悠 […]
『週刊花目付』アーカイブ紹介の前に、執筆者のプロフィールを一言。 ISIS花伝所を牽引する[花目付]。深谷もと佳は止まらない。本人は告白していないが、あるいは自覚していないかもしれないが、その奥で、ISISをもっ […]
コメント
1~3件/3件
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。