シャチホコは伝染する?!編集術は信長に学べ【ツアー@名古屋×京都】

2021/04/03(土)07:58
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感染するのは、ウイルスだけではない。イメージだって伝染するのだ。

新型ウイルスの変異が騒がれる昨今、2021年4月9日のエディットツアーのテーマに選ばれたのは「感染編集」だ。

 

名古屋在住の小島伸吾(7[守]風紋某某教室師範代)は、名古屋城のシンボルである金のシャチホコにふと目をとめた。キンシャチってそもそも何なのか。小島は、千夜千冊846夜にも取りあげられている国立民族学博物館名誉教授・立川武蔵氏とともに歴史を紐解いては目を丸くした。
名古屋の鯱鉾は、ユーラシアの幻獣を母にもち、父は京都祇園祭の長刀鉾かもしれない。しかもそれを初めて天守閣に掲げたのは織田信長だ。

 

どうして京とアジアの文化が融合したのか。なぜ、信長がそれを政治利用したのか。

その秘密は、編集術の型「一種合成」にヒントがあった。イメージのうつし、トランスヴィスタ(転景)を端緒に鯱鉾の意匠を読みとくことで、これまで語られたことがなかった「編集者信長」の思考法に迫る。

 

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NHK特番級の歴史スペクタクルへ誘うのは、曼名伽組組長・小島伸吾。自身の営むヴァンキ・コーヒーロースターから、美大仕込みの手描きイラストとをまじえて軽妙にナビゲートする。

サポートには、松岡正剛の詩歌論30冊以上をリミックスした『うたかたの国』を企画・編集し、日本文化への博識ぶりが群を抜く米山拓矢(22[守][破]まれびとフラクタル教室師範代)をむかえる。

 

さらなるテーブルコーチとして、まちあるき事業「まいまい京都」を運営し、まちを編集的に語らせたら天下無双の福田容子(27[守]28[破]推感まいまい同盟教室師範代)、大阪の下町で都への熱情にうなされている梅澤奈央(42[守][破]はじかみレモン教室師範代)が登場。

 

デザインや文化的意匠に興味のある方のみならず、硬直したイメージや息苦しい社会への違和感をもつ方も必聴のツアーだ。

 


文化がとっくに「特定の文化感染症」(たとえば資本主義感染症やコンプライアンス感染症)にかかりっきりになって、いつのまにかひどい“同質化症状”をきたしていることに突っ込めなくなっている状況を、いまこそ総点検するべきなのである。ーー松岡正剛

 

千夜千冊1761夜『表象は感染する』

 

 

イシスフェスタ・エディットツアー【名古屋×京都】
京の山鉾はいかにして尾張の鯱鉾になったのかー伝染しの編集ロードー

 

■日時:2021年4月9日(金)19:30 – 21:00
■会場:Zoom(お申し込みの方に参加用URL、パスワードをお送りします)
■参加費:1,100円(税込)
■定員:先着12名様
■出演:小島伸吾、米山拓矢、福田容子、梅澤奈央
■お申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/276


  • 梅澤奈央

    編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで絶賛編集力向上中。今、最も旬なエディスト「うめこ」のこれからの活躍に刮目されたし。