連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。

最強タッグか、はたまた世紀の対決か。
「オツ千」でお馴染みの吉村堅樹林頭と、「参丞EEL便」が好評の橋本英人参丞が、同時刻に同じワークショップに立つことになった。
選抜型学生コミュニティFUEKIを運営する株式会社パラドックスとイシス編集学校のコラボワークショップだ。ワークショップの名は「自分らしい視点で新しい価値をつくる編集工学ワークショップ」。吉村林頭がブックサロンスペース本楼で、橋本参丞がオンラインで、それぞれ編集ワークショップを開催する。
予測不能なVUCAと言われる昨今、新型コロナウイルス感染症の影響が加わり、社会が大きく変化して人々の生活も多様になっている。自ら問いを立て続ける自律的な人が求められる中、学生たちに編集力をつけてもらいたい。そう考えた吉村がパラドックスの内村寿之氏に提案し、このワークショップが実現した。何を隠そう内村氏はイシス編集学校の花伝所を放伝した生粋の編集人。ワークショップ企画はあれよあれよと進んでいった。「せっかくだから、地方の学生向けにオンラインもやろうよ」吉村の一言で白羽の矢が立ったのが橋本だった。こうやって、林頭と参丞のダブル登壇が実現した。
「どうせなら、学生に限定せず、大人も学生も混ざった方がいいでしょう」吉村の一言がまた飛び出した。
FUEKIの学生×ビジネスパーソン、リアル×オンライン、林頭×参丞、イシス×パラドックス。多層な編集かけ算で、ひと味違うワークショップになることは請け合いだ。編集腕力には絶対の自信がある2人が登壇するこの機会。これは見逃してはならない。
新たな価値を創造する編集力を欲するなら、学生も大人もぜひご参加を。
〇会場:ブックサロンスペース本楼(東京都世田谷区赤堤)orオンライン
〇講師・本楼開催:吉村堅樹(編集工学研究所 執行役員/主任研究員/イシス編集学校 林頭)
〇講師・オンライン開催:橋本英人(編集工学研究所 執行役員/主任研究員)
〇日時:2022年10月16日(日) 14:00-15:30 本楼もしくはオンライン(同時刻開催)
〇参加費:無料 (本楼・オンラインともに 限定20名)
〇申し込み:株式会社パラドックスサイトから詳細をご確認の上、お申し込みください
※ページ最下部に申し込みリンクがあります
衣笠純子
編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。
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コメント
1~3件/3件
2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。