特報!感門番組表 見所はここだ!

2021/03/03(水)09:57
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 ようこそ感門、キョウドクッック♪
昨夏の20周年感門2DAYSの記憶も新しいが、感門2DAYSが帰ってきた。タイトルは「INFORM共読区」である。「共読区(キョウドック)」は2011年3月11日の大震災のあと、一ヶ月延期されたときの感門のタイトルをあらためて持ち出したものだ。震災とコロナ禍という状況の違いはあれど、「共読区」がいまこそ必要なのだという学林局局長・佐々木千佳の思いが込められている。
 
 3月13日(土)、14日(日)の2日間で行われる第75回感門之盟「INFORM共読区」の番組表が仕上がった。守・破・花伝所・物語講座の4講座の修了式でもあるこの感門、長丁場のなかで特に見所はどこか、番組表から探ってみた。
 

 番組表PDFはこちらから
 
1.映像+テキスト+CMのハイスペック・ハイブリッド
 まず番組表をみて、13日にも14日にもチャンネルが2つあることに気づかれたのではないだろうか。「イシス放送局」と「イーてれ」である。この2チャン、何が違うのか。イシス放送局は文字通り放送局さながらに、本編感門之盟を5つのカメラで同時中継かつインタラクティブにも繋ぐ。一方のイーてれでは、感門をさらに楽しむテキスト情報+が届けられる。単に文字で出演者が紹介されるだけではない。過去のコンテンツやコンセプト辞書、リアル以上の情報量で届けられる。さらにオンラインのチャットでは応援から質問疑問まで、オールタイムインタラクティブ状態。そして今回初製作の講座CMまで休憩時間に連打される。トイレに立てないハイブリッド・ハイスペックイベントなのである。
 

2.P1グランプリ&物語アワード熱演
 14日には初のP1グランプリが開催される。「P1」の「P」は[破]プランニング編集術の「P」だ。この世のどこにもないハイパーミュージアムをプランニングし、各教室の代表がこのエディスト上で投票決戦に臨む。その投票を勝ち抜いた3組が本選に挑むのだ。動画、写真、芝居、フリップ、あらゆるロール・ツール・ルールを駆使してのプレゼン合戦の行方はどうなるのか。
 前日の13日には[遊・物語講座]のアワードが開催される。四ヶ月で5本の作品を仕上げた未来の物語作家たちのなかから、誰が栄冠に輝くのか。その受賞の発表は作品の一場面を再現した朗読動画でお届けする。元女優の迫真の読みを体験されたい。
 

3.ISIS FES エーコ&ザ・バニーメン、ザ・イシス
 この感門では新たなユニットが2つ誕生する。総合司会である八田英子律師率いる「エーコ&ザ・バニーメン」。コーナーごとにイシスが誇るヤング師範、師範代(バニーメン)と丁々発止のコンビを組む。女性上位のイシスではやはりバニーガールよりもバニーメンが似合う。
 もうひとつは、新師範代誕生を華々しく盛り上げるドラム浅羽&シンセ梅澤の「ザ・イシス」だ。今回はギターの岡田ライオン丸に変わって、シンセ梅澤が加入。どんなセッションを繰り広げるのか。誰が踊り出してしまうのかも注目だ。
 

4.新スター誕生から出世魚へ、そしてイシスター登場
 感門之盟の華といえば、来期新師範代誕生と新教室名発表である。イシスにとっての新生児お目見えなのだ。松岡正剛校長のネーミング編集の妙をLiveで実感できるまたとない機会になる。それを前述したザ・イシスの二人が演出してくれる。その教室名がさらに変化する出世魚教室名はあらたな破講座師範代の教室名になる。松岡校長自らの名付けをさらに再編集することになる。
そして、これまでのイシスターが登場してくれるのも感門ならではだ。伝説の松丸本舗のブックショップエディターから地域支所の名物組長まで。誰が登壇するのか予想してもらいたい。
 

5.「くっく」ではじまり「くっく」で終わる
 番組表の最初をみると「キョウドクッック♪」、14日の最後の校長校話のタイトルをみると「区々の共読」。奇しくも「くっく」ではじまり「くっく」で終わる。情報をどうクックするかが編集の肝要なのだ。
 これは冗談のような符合ではあるが、感門の最大のお楽しみはやはり松岡正剛校長の校長校話であろう。「Inform」から「共読区」まで、外の講演会では決して聞くことができないハイコンテキスト、ハイスピードな松岡正剛の一回限りの編集談義になることは間違いない。
 
 ここでは紹介しきれない見所がまだまだ満載である。この番組表も含むタブロイドも前回からさらにバージョンアップして参加者全員に届けられる。一生一度の75回感門之盟2DAYS、見逃すことはできない。

 


イシス編集学校
第75回 感門之盟 『Inform共読区』 
開催概要

■日時:2021年3月13日(土)、14日(日)13:00~19:10(予定)
■会場:ZoomおよびEdit cafe
■会費:5,000円(税別)、U-23:2,500円(税別) 23歳以下の学生
●内容:46守卒門式/45破突破式/34花放伝式/物語講座十三綴績了式
    新教室名発表/ハイパープランINFORMアワード/校長校話 ほか

●申込:イシス編集学校ご経験者の方にはメルマガ「ISIS通信」でご案内しています。お申込み、ご招待者へのご案内方法もあわせてご確認ください。

メルマガが未着の方は、es_event@eel.co.jpまでご連絡をお願いします。


※オンラインでのご参加となります。
※お申込みの方には事前にプログラム入り記念紙をご郵送します。
3月3日までのお手続きにご協力ください。

◎お問合せ:イシス編集学校 学林局 es_event@eel.co.jp

  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。