破るためのイニシエーション 44[破]伝習座10shot

2020/06/09(火)14:55
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 ブレークとは破壊ではない、トランスフォームである。破るとは何か、そのためにはどのような状態に持っていかないといけないのか。

 セイゴオ知文術を経て、44[破]は後半へと突き進んでいる。ブレークするためのイニシエーションとなった伝習座2回目の呼吸を10shotでお届けする。

 

背筋を伸ばして出世魚

ブビンガに並ぶのは教室名。屹立する姿は44[破]をひた走る師範代の等身大か。

 

ただいま、リハーサル中

直前リハで最後のテクニカルチェックを行う。梯子に掛けられたのは歴代のMシャツたち。師範を称えるMシャツもシーンが変わればしつらいになる。

 

本番前の和やかなひととき

今期からオンライン伝習座が始まり「本番前」という時間が生まれた。談話は気持ちを揃えるための儀式。

 

ロラン・バルトとワタナベ・タカシ

物語編集術レクチャーを担当するのは、渡辺高志師範。ロラン・バルトからヴィトゲンシュタイン、ジョセフ・キャンベルからJ.G.バラードまで、本を混ぜながら師範代のQを引き受け、物語編集術の骨法を紐解いていく。

 

オフステージの密談

本番前の談笑があれば、本番中の密談もある。その場で起きていることを見過ごさずに詰めていく。フィードバックは早い方がいい。

 

プランは完成するとやがて見えなくなる

planの語源はラテン語のplaus、これは平面図を意味する。世界の様々な建築物と平面図を見比べながら、imageを現実のobjectにつなげるメソッドがplanであるとプランニング編集術を師範代に手渡していく北原ひでお師範。

 

imageを書き起こす松岡正剛のplan

当初はプログラムに予定していなかった校長講義。高速で講義メモを書き上げていく。

 

師範は常にポリロールである

スクリーンの向こうにいる師範代たちとチームミーティングを行う渡辺師範と北原師範。レクチャーだけが出番ではない。

 

 

2つの顔を持つ男・穂積晴明

スナイパーの如く松岡校長を狙う黒衣のカメラマン(上)。3カメが捉える映像の中から伝えるべき画を選び、配信するのはスイッチャー穂積の仕事(下)。そして、デザイナー穂積が当日に仕上げた画像が本楼を飾る。

 

宇宙は破れからできている

「破がブレークだということについて話したい」松岡校長には珍しい半袖姿にチョークとマイクを両手にし、守破離の[破]は宇宙から始まっていることが明かされていく。

 

何かを作り上げてブレークが起こるわけではない。宇宙は最初にスポンティニアスな対称性の破れ(1226夜)からできている。揺らぎそのものが秩序を作って、生命を作り、地球を作り、社会を作り、国家を作り、家庭を作ってきた。最初に破れがあることを重視して欲しい。しかし世の中は秩序によってカタイものができ、破れをカバーしたいためにシステムを強くしてしまった。その分私たちの想像力が後退し、もう一度リ・ブレークしなくてはいけなくなった。

 

黒板に走り書きをする音が本楼に響き、板書は裏面にまで渡る。

破でやっていることは、デモンストレーションに向かっている。de・monst・rationは何かを露出するという意味。モンスターを外に破って出すことがデモンストレーションであり、表現であり、リプレゼンテーションである。そのためにはハイチャージを作ること。(参照:松岡正剛が願うモンスターの出現、44[破]伝習座

 

後半戦の稽古に備えて、画面向こうの師範代たちに容赦なく発破をかけていく。

「諸君、化けものを出しなさい」

 


  • 後藤由加里

    編集的先達:小池真理子。NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。

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