マンガにおける短詩系文学といえば四コママンガということになるだろう。四コママンガに革命をもたらした最重要人物の一人である相原コージは、そのものズバリ『漫歌』をものした。
2021年3月11日。東日本大震災から10年を迎えた。
震災から五日後の2011年3月16日、松岡校長は1405夜 尾池和夫『新版 活動期に入った地震列島』で千夜千冊の番外編をスタートさせ、翌月の感門之盟では、3.11によって「割れ目」「断絶」が見えたと語った。
その感門之盟のタイトルが「共読区」だった。「共読」という編集こそ、これからますます必要になってくるとのメッセージであり、これからどのような「共読」をするかというお題でもあった。
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そこから10年。第75回感門之盟のタイトルは「Inform共読区」だ。再び「共読」だ。
これまでの10年、私たちはどのような共読をしてきたのか。そもそもInformとは?「共読」とは?「共読『区』」とは?
明日からの感門之盟では、それぞれが抱くこうした問いから、たくさんの問感応答返がうまれることだろう。
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豪徳寺の編集工学研究所1階の本楼では、リハーサルが進行中だ。
感門之盟では、毎期ごとに設えを更新し続けているが、今回は「千夜千冊の秘密」を想起させる。
複数の本棚が、群島のように本楼に浮かんでいる。

これを各講座の見立てとみるか、知のモデルと見るか、これまでの稽古模様を想起するか。
ここでは、本の島々の一旦を紹介するが、これもプロセスの途中だ。




この記事を書いている今も、本が追加され配置も動かされている。
メインの進行と共に、こうした設えも共読の契機として欲しい。
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第75回感門之盟スタートまで残り約14時間。
これまでの稽古を振り返り、感門を寿ぐハレの二日間。
みなさんのご参加をお待ちしています。

上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
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コメント
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