エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。

TEDさながらのハイパープレゼン
遊刊エディストで事前投票を実施した「ハイパープランINFORM」。
感門之盟のP1グランプリは、予選投票で選ばれた3案のプレゼンをTEDさながらに行う。
松岡校長の仕事術に体当たりでぶつかる[破]の編集稽古の集大成。それが「プランニング編集術」だ。この稽古では「ハイパーミュージアム」のプランナーとなり、「よもがせわほり」という方法によってプランニング稽古をする。
「スーパー」ではなく「ハイパー」な理由
「ハイパープランニング」の「ハイパー」とはそもそも何だろう? 一体「スーパー」と何が違うのか?
白シャツに黒スーツ、黒の蝶ネクタイをまとう司会吉村はこの問いからスタートする。
スーパーとは今よりも超えること、万能であること。
ハイパーはある一つのことがあらゆる普遍に通じるもの。
編集稽古を振り返って欲しい。
プランニング編集術は「よ(与件の整理)」と「も(目的の拡張)」から始まる。コンセプトからは始まらない。
既存のコンセプトや「こうしたい」とあらわれたイメージを、徹底した与件の収集と目的のシソーラスの拡張によって、再編集をしていく。
そのために「よ(与件の整理)」を尽くした先で見つけた「ひとつのもの・こと」からスタートし、拡張してこそのハイパーなのだ。
司会・吉村の問いは、P1グランプリの「与件の整理」であり「目的の拡張」でもある。
どのようなハイパーなミュージアムがあらわれるのか。P1グランプリの結果は別記事で紹介する予定。
上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
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コメント
1~3件/3件
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。
2025-08-14
戦争を語るのはたしかにムズイ。LEGEND50の作家では、水木しげる、松本零士、かわぐちかいじ、安彦良和などが戦争をガッツリ語った作品を描いていた。
しかしマンガならではのやり方で、意外な角度から戦争を語った作品がある。
いしいひさいち『鏡の国の戦争』
戦争マンガの最極北にして最高峰。しかもそれがギャグマンガなのである。いしいひさいち恐るべし。