編集部selection:今月の推しキジ、発表! [2022年7月]

2022/07/11(月)11:45
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イシス編集学校 7月推しキジのコラージュ

毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーひとりひとりが厳選した、見逃せない今月の推しキジを発表です!

 

遊刊エディスト編集部 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、松原朋子 師範代

 

    • 1  吉村林頭’s 推しキジ! 
    •      ─ イシスの今をPick!

 

⦿【多読ジム×工作舎】第二弾は虫、蟲、ムッシッシ! 出版コラボ企画「エディストチャレンジ」

⦿「夏は多読ジムしかない!」3つの理由

多読ジムに激変が起ころうとしている。なんとこの夏限定で[守]の卒門者にも門戸を開放。さらに、シーズン11はフラジャイル・編集力・工作舎の校長・松岡正剛尽くし。イシス編集学校、全員集合!!! とばかりに多読ジムが勢いこんでいる。金代将が予告記事を立て続けに上げていることからも推察できる。多読ジムは講座ではない。多読ジムは私たちの図書室であり、広場であり、ダンスホールである。記事の紹介というより宣伝のようになってしまったが、2つの記事を読めば、この夏は多読ジムにGOしたくなるに違いない。── 吉村 堅樹

マツコ
マツコ
よっ!宣伝部長!(笑) 「多読ジムは講座ではないんです」という発言を、林頭から編集会議で直接聞いて、うーむ、なるほど!講座はお題を積極的に答えなくちゃいけないけど、多読ジムには入っているだけでも意味がある。多くの本に関する情報に触れるだけで、実は読書体験が深まっちゃうという。そこに参加しているだけで読書ツウになれちゃう多読ジムに、みなさんも次のSeason12からぜひ。

あ、その前に、目次読書法ワークショップを体験したらいいですかね~。

マツコ’s plus One!🐶
次回は7月17日(日)に開催!


夏の“第3日曜日”は、<多読ジム>を立ち読み・試し読み!

2  上杉’s 推しキジ! uesugi
      ─ 応援ファンファーレでPick!

 

⦿そこまで稽古するには眠れない夜もあっただろ 49[守]キジトラエール合戦

「声援は愛だ」——冒頭の一文。この熱量にやられました。折しも記事の公開日は梅雨とは思えない晴天。観測史上初めて東京が連続猛暑日となった日でした。
尾島可奈子師範にスクープされたキジトラ疾走教室で、なぜこれだけの熱量がうまれたのか!? その理由は記事を読んでいただければ伝わるかと思います。この記事が尾島師範のデビュー作であることもホットで嬉しいニュースでした!──上杉 公志

マツコ
マツコ

うわぁ、尾島師範、デビュー記事おめでとうございます!またひとりEdistに参加するメンバーが増えたとは、編集部はウホウホです♪

いやあ、いかにも[守]らしい楽しい記事でした。4月25日に開講した[守]は、定常コース16教室、そして、5月23日開講の[守]速修コース3教室で構成されています。19人の師範代たちが、それぞれの教室でこうした雰囲気をつくりだしていることでしょう!

学衆さんたちも、この記事を読んだら、ぜひ教室で話題にしてみてくださいね。稽古とEdistを行ったり来たりしていただくと、編集工学がもっと楽しく感じられるはず!

 

マツコ’s plus One!🐕

 

49[守] 定常コースの教室名一覧はこちら

49[守] 速修コースの開講をつげた速報記事はこちら

  • 後藤’s 推しキジ! 
          今月はこれしかない!でPick!

 

⦿マンガのスコア LEGEND51梶原一騎① 異端にしてど真ん中

⦿マンガのスコア【最終回】LEGEND51梶原一騎② 泥海の中から

 

今月は堀江さんのマンガのスコアを推します。

初回手塚治虫と対にして、ついに梶原一騎をもって大連載が完結しました。

途中からは「早く終わらせたい」がモチベーションのようでしたが、手を抜かないコンパイル力と幼な心の持ち込み方など内容の面白さはもちろんのこと、筆を止めない生真面目さ、真摯さからいつしか職人の域に。うちうちでは画伯や漫匠と呼ばれるまでになられておられました。

第二フェーズではどのようなエディストシップを発揮してくださるのか、まだまだ目の離せないライターのお一人です。──後藤 由加里

マツコ
マツコ

ほんとに、ほんとに。堀江さん、完走おめでとうございます!すばらしい連載がエディストから誕生しました。

金 副編集長’s 推しキジ! 

  •      ─ ホリエ万歳でPick!

 

⦿マンガのスコア LEGEND51梶原一騎① 異端にしてど真ん中

⦿マンガのスコア【最終回】LEGEND51梶原一騎② 泥海の中から

ついに「マンガのスコア」完結です。「LEGEND01手塚治虫」が「2020/03/21(土)11:32」に公開ですから二年以上にわたる大連載となりました。手塚治虫から進撃の巨人や鬼滅の刃まで、ホリエさん、本当におつかれさまでした。実は連載当初から松岡校長が「マンガのスコア」の大ファンで、会うごとにホリエさんを絶賛し、応援し続けてくれていました。編集学校外においても、Twitterを通して江口寿史先生から「書かれている内容がかなり正確で感心しました」とお褒めの言葉をいただくこともありましたね。だけどホリエさん、さすがにここまでやり切ると燃え尽き症候群になってはいやしないかと心配になってちょこちょこ連絡してみると、全然そんなこともないようですのでご安心を。実は実は現在も番外編を鋭意制作中です。そしていよいよ次は書籍化ですね。まだまだブレーキはかけないでくださいね。読者のみなさんもバージョンアップした「ホリエ 2.0」をどうぞお楽しみに!

──金 宗代

マツコ
マツコ
今月はやっぱりこうなりますよね、「ザ・堀江祭り」!!!

編集部もこの日を今か今かと待ち望んでおりました。2年半。もうできまへん、となげきながらも、深みを増し続けてLegend50を描ききった堀江さんに、心からの敬意とあこがれを思います。

何よりも、特筆すべきは、金副編集長と堀江画伯のタッグではないでしょうか。連載をつらねるごとに息もばっちり、あうんの呼吸になってきて、無理難題もなんなく乗り越え、ああ信頼関係にきゅん♥ この後、ぜひお二人のお祝い対談をお願いいたします!

マツコ’s plus One! ※マンガのスコア にちなんで、嘆きのスコアを🌊で表現してみた

 

堀江画伯;【嘆き】4 nami 🌊🌊🌊🌊

2021新春放談企画「エディスト・フェーズがついにきた!」 其の参 -ランキング独占、マンガの模写

堀江画伯:【嘆き】2 nami 🌊🌊

2022新春放談 其の弐 -マンガのスコア、書籍化間近か?! 「エディスト、装い新たに大ブレイクだ!」

 

マツコ
マツコ

さて。

 

マツコ
マツコ

「絵つながり」ということで、マツコは今月、こちらをオシて終わりたいと思います。へもいですね~。

海辺の町の編集かあさんから、なごみのイラストが届くのを今後も楽しみにしています♪

 

エディスト、幅がひろいったら(笑)

 

マツコ’s plus One! 

 

海辺の町の編集かあさん vol. 4 2歳のディープラーニング(画:浦澤美穂師範)

 

みなさんのオシは、見つかりましたか?

以上、2022年6月の記事から、エディスト編集部の”推しキジ” を厳選してお届けしました。

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。