キーワードは、プレゼンスということです。今風に言えばリプリゼンテーション、変な訳し方をすれば再表象化です。あるコンテンツができあがる、それがある形を取る。たとえば番組になる。2日間のタイムテーブルになる。出演メンバーも決まる。けれども、それを耶馬溪で、近大で、Mシャツで、あるいは子どもたちとプレゼンスするには、もうひとつ何か別のことをやらなければならない。さらにそれを撮影し再編集するというタイミングでも、また別の経路ができてくるわけです。すべてがプレゼンスです。何度も敷居をまたぐたびにプレゼンスが変わっていきます。その敷居のまたぎ方の工夫を、これからは僕がやるのではなくて、みんなに託したい。託したいことのうちで、最大のことです。