37[花]乱世に道場開幕!

2022/05/15(日)22:35
img

道場が動き出す。
08:07 むらさき道場の岩野範昭花伝師範が一番に道場の鍵を開けると、正午までに5つの道場全ての鍵が開かれた。最初に登場するのは誰か、と思うまもなく入伝生が登場した。

 

一番乗りの応答は、むらさき道場。ついでやまぶき道場だった。

 

道場の世界定めは亭主である花伝師範が用意する。入伝生を迎えるホットメッセージやアイコンといった細部に世界が宿る。14日入伝式がおひらきになった深夜も、花伝師範たちは道場のしつらえに向かっていた。そうして道場は一座建立のための編集装置になるのだ。

 

わかくさ道場、やまぶき道場はすでに全員が席についている。
いよいよエディティング・モデルが往還する道場演習が始まる。

 

文 吉井優子(花伝師範)
アイキャッチデザイン 阿久津健(錬成師範)

 

【第37期[ISIS花伝所]関連記事】
37[花]入伝式 松岡校長メッセージ 「稽古」によって混迷する現代の再編集を
37[花]ガイダンス 却来のループで師範代に「成っていく」
37[花]プレワーク  編集棟梁は 千夜を多読し ノミを振る[10の千夜]
37[花]プレワーク記憶の森の散歩スタート


  • イシス編集学校 [花伝]チーム

    編集的先達:世阿弥。花伝所の指導陣は更新し続ける編集的挑戦者。方法日本をベースに「師範代(編集コーチ)になる」へと入伝生を導く。指導はすこぶる手厚く、行きつ戻りつ重層的に編集をかけ合う。さしかかりすべては花伝の奥義となる。所長、花目付、花伝師範、錬成師範で構成されるコレクティブブレインのチーム。

  • 花伝の手習い。漫然と漠然、問いとズレにはじまる現実変成力。

    「即応指南」スペシャル、オンライン稽古が行われた。巷はバレンタインの夜だが、先日行われたエディットツアーを丸ごとリバースしようと、先峰吉井優子花伝師範が乗り出した。花伝所を放伝したあとも新師範代は次期51[守]へ向けて研 […]

  • 花伝所のひみつ。 濃縮還元エディットツアーレポート

    節分明けの2月5日、未入門者も含む17名がイシス編集学校のマザーシップ、花伝所のエディットツアーに参集した。38[花]を修了したばかりの放伝生も新師範代として駆けつけた。田中晶子所長以下、林朝恵花目付に花伝師範ら総勢8名 […]

  • 【花伝OLエディットツアー 2月5日】ISISのしくみ探検!

    イシス編集学校の編集コーチ<師範代>を語るなら、「しつらえ、もてなし、ふるまい」で伝えたい。しつらえは調度、もてなしは所作、ふるまいは場に示す好意のあらわし。稽古場を趣向をもって整え、方法と段取りを気遣い、回答に新しさを […]

  • 38[花] 瀬戸際の密談

    瀬戸際に立つ入伝生に師範代認定を出すか否か。   2022年の年の瀬、キャンプを終えた38[花] 花伝所では指導陣が集い、熱く、けれども繊細な交し合いが行われた。効率性、コスパ、スキル、資格の有無といった一定の […]

  • 38[花] めでたい「しるし」が刻まれる時

    日本ではまるでこの歌でしか正月が祝えないかのように、「年の初めのためしとて、終わりなき世のまでたさよ」と歌う。「年の初めのためし」の「ためし」とは何か。「ためし」は験しで、修験の験、経験の験、効験の験である。 千夜千冊4 […]