かつて「大人マンガ」というジャンルがあった(詳しくは「マンガのスコア 園山俊二」参照)。この周辺には、ファインアートと踵を接する作家たちが数多く存在する。タイガー立石もその一人。1982年、工作舎から刊行された『虎の巻』は、まさしくオトナのためのマンガの最極北。いいお酒といっしょにちびちび味わいたい。
【松岡正剛 映写室】は師範の林が松岡正剛の表舞台、裏舞台を動画撮影した記録を蔵出ししていくEdist企画です。前回に引き続き、松岡インタビュー(2021年4月初旬収録)の場面を切り取ってお届けします。
【Take-03】は、松岡が「講演」をどのように編集しているのか、その意図を紐解きます。講演とか講義というと、かしこまって聞くイメージがありますが、松岡の講演は映画や音楽ライブ、舞台を見るようなイメージに近く、まずは目で見て耳で聞いて感じたくなります。語られる内容は高密度で、大学の講義何本分かと思わせる情報量なのに、けっして退屈にならないのは、既存の見せ方からいかに離れるか、その徹底があるからこそなのでしょう。場所、美術、小道具、照明、カメラの動き、全てにこだわり、生かして語るのが松岡が仕掛ける講演なのです。
今回から「千夜千冊の秘密」を主催した丸善雄松堂さんの格別なご配慮により【映写室】で本番配信映像を利用できることになりました。初回は、松岡が特にこだわった講演冒頭シーンをご覧いただけます。本番をライブでご覧になった方にとっては、あの夏の暑さごと蘇ることでしょう。
【松岡正剛 映写室 Take-03】講演は舞台のように
撮影・編集 林朝恵
撮影・アイキャッチ画像 後藤由加里
協力 松岡正剛事務所 丸善雄松堂 POMATO PRO
【Back Number】
【千夜千冊の秘密リンク】
8/28(金)開催!松岡正剛ソロトーク「千夜千冊の秘密」只今リハ中 10shot
林朝恵
編集的先達:ウディ・アレン。「あいだ」と「らしさ」の相互編集の達人、くすぐりポイントを見つけるとニヤリと笑う。NYへ映画留学後、千人の外国人講師の人事に。花伝所の花目付、倶楽部撮家で撮影・編集とマルチロールで進行中。
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コメント
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