空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。

緊急事態宣言が全国的に解除され、師範代が1年半ぶりに本楼伝習座に帰ってきた。師範からの叱咤激励も、同期同士との励まし合いも、リアルで味わうのが初めての師範代にとってはリアル伝習座は大事件となった。
師範代がホームに戻ってくる中で、外へ外へとクロスメディアが進んでいく動きもあった。大澤真幸氏とのコラボで誕生した多読ジムスペシャルコース「大澤真幸を読む」の開講、深谷もと佳花目付の千夜千冊登場、Hyper Editing Platform [AIDA]のDOMMUNE世界配信。2021年、編集学校のハイパーメディア化は大きな節目を迎えた。
アイキャッチ画像:11.20 47[破]伝習座2
○09.01 デジタル庁発足
○09.03 菅首相が退陣表明
◇09.04 第77回感門之盟 DAN ZEN ISIS Day1 47[守],14[離]
★09.12 森山智子「着物のまにまに~時空センスの編集術」再スタート
◇09.18 ISISフェスタ・軽井沢「つながる読書の方法伝授」
◇09.23 ISISフェスタ・横浜&鎌倉「肖り語るたくさんの私ワークショップ」
○09.24 漫画家さいとう・たかを死去(84歳)
◇09.25 48[守]47[破]伝習座1 合同開催
◇09.26 輪読座「柳田國男を読む」最終講
○09.27 横綱白鵬引退
◇09.28 Hyper Editing Platform[AIDA]間会開催
○09.30 緊急事態宣言・まん延防止等重点措置全て解除
◇09.30 WEB番組「Rethink Japan」松岡正剛出演
◇10.01 ISISフェスタ特別編『情報の歴史21』の読み方
◇10.02 ISISフェスタ・人材開発と編集力
○10.04 岸田文雄首相に就任 新内閣発足
○10.05 真鍋淑郎氏ノーベル物理学賞受賞
★10.09 赤堤憚読組「ISIS館紅白憚読合戦」シリーズ開始
◇10.11 物語講座第十四綴 開講
◇10.11 多読ジムSeason8開講
◇10.16 Hyper Editing Platform[AIDA]Season2 第1講
◇10.24 多読ジムスペシャルコース「大澤真幸を読む」開講
○10.26 秋篠宮家の長女眞子さま、小室圭さんと結婚
◇10.30 輪読座「道元を読む」開講
○10.30 英国でCOP26開幕
○10.31 京王線内で無差別刺傷事件
○11.09 作家瀬戸内寂聴死去(99歳)
○11.13 藤井聡太(19歳3ヶ月)史上最年少四冠達成
○11.18 大谷翔平、ア・リーグ最優秀選手に選出
○11.26 WHO新変異株「オミクロン株」命名
◇11.28 輪読座「道元を読む」第2輪
○11.28 歌舞伎俳優中村吉右衛門死去(77歳)
◇12.03 トークイベント近江ARS「染め替えて近江大事」
◇12.04 物語講座第十四綴 蒐譚場
★12.05 林朝恵「松岡正剛映写室」ショートクリップ連載開始
◇12.07 “韋駄天お祐”池澤祐子師範逝去
◇12.11 Hyper Editing Platform[AIDA]第3講(~12.12) ゲスト:宇川直宏@DOMMUNE
◇12.19 多読ジムスペシャルコース「大澤真幸を読む」読了式
◇12.26 輪読座「道元を読む」第3輪
◇12.31 NHKラジオ第一「ヤマザキマリラジオ〜2021忘年会〜」松岡正剛出演
エディストたちの2021ハイライト
あなたにとって今年1番のハイライトは?
エディストたちに記憶に残る出来事を聞いてみました。
エディスト・クロニクル2021 #03 ウチとソトを飛び越えて
Back Number エディスト・クロニクル
エディスト・クロニクル2020 #03 ハイパー・メディエーションに向かって
エディスト・クロニクル2020 #02 オンラインに感じるトポス
エディスト・クロニクル 2019 Movie #03 離ユニオンと出世魚
後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
学長 田中優子が人生で初めて男の着物を見立てることになった。しかも、その相手は林頭 吉村堅樹である。 事の発端は7月某日、学内会議中に優子学長が突然切り出した。「吉村さんは着物を着た方がいいと思うの」。 […]
2024年8月12日、イシス編集学校校長の松岡正剛が逝去した。エディスト編集部では、直後に約1カ月にわたる追悼コラム連載を実施。編集学校内外から多数寄せられた松岡校長の面影は、1年経ってもなお鮮明だ。まるでその存在が読む […]
写真家研究とモンタージュで写真を深める【倶楽部撮家:25秋募集】
倶楽部撮家 第2期生募集! 多読アレゴリア「倶楽部撮家」の第2期目は、「写真家研究」と「モンタージュ」を楽しみます。第1期目の夏シーズンは、自身の幼な心を起点にして、まずはシャッターを押してみることを試みてきました。次 […]
こまつ座「父と暮せば」をイシス編集学校の師範が観てみました 第2弾
こまつ座「戦後”命”の三部作」の第一弾「父と暮せば」(井上ひさし作/鵜山仁演出)が現在公演中です。時空を超えて言葉を交わし合う父と娘の物語。こまつ座がライフワークとして大切な人をなくしたすべての […]
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コメント
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2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。