中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
早朝の宣言、昼間の相談、深夜のつぶやき。約半年間、チームラウンジは動き続ける。現在進行中の45[守]には9人の師範と21人の師範代がいる。師範1人と師範代2~3人で1つのチームを結成、計9つのチームが動いている。校長に名付けられた教室名や師範代のキャラクターに肖り、それぞれのチームには師範が名づけた名前がある。そのチーム名は指南の拠り所にもターゲットにも永遠のQにもなっていく。
師範のチーム名語りをよすがにクッキングで表す連載企画「リカちゃん・クッキング」。「おやつ篇」「昼ごはん篇」に続く最終コーナーは「おつまみ篇」。トップを飾るのは、笑いをまとい地と知を駆ける「風雅タンぐす天」だ。
★チーム名「風雅タンぐす天」
……………………………………………………………………………
元素記号はW、鉄よりも滋味なるタングステンに肖って
優しく強く、艶やかに七変化・・・アーキタイプは鉱物か?
タフで多彩な面々と、剛健ながらも格調高く、時にユーモアに
包まれる場に。
師範 平野しのぶ
野の字しびれる教室 福井千裕師範代
ざこば太郎教室 岡本尚師範代

わにたこ風香和えタングス天こ盛り
「芝居、浄瑠璃、 芋、蛸、南瓜」もとい、
「落語、野の鍛冶、鰐、蛸、発香」。
鼻に抜けるわさびの香りにしびれます。
●レシピ
《わにたこ風香和えタングス天こ盛り》(7月1日は半夏生。タコをどうぞ!)
[材料]
・アボカド(和名:鰐梨) 1個
・刺身用蒸しタコ アボカドと同量ぐらい
・ミニとまと 6個
・わさび お好み
・しょうゆ 大さじ1/2~1で様子を見つつ
・緑のもの あれば少々
[ダンドリ]
1.アボカドは縦に二つに割り、種をくりぬく。果肉をスプーンで取り出す。皮は器にするので取っておく。
2.アボカドと刺身用蒸したこは1センチ角のサイコロ状に切る。
3.ミニとまとは8等分にする。
4.しょうゆとわさびをよく混ぜ、1と2を加え、和える。
5.アボカドの器に盛る。
6.カイワレ大根やブロッコリースプラウトなどを飾る。
\ /
─ 師範の感想いただきました ─
/ \
ピリリと鼻腔に広がる~風雅(香)なミドリの香り。蛸と鰐梨のアベックは食べ応え満点で思わずニヤリ。おつまみにもおかずにもイケる♪バイプレイヤー美味

●バックナンバー
おやつ篇その1 桂師範チームの甘~い幸せ
石井梨香
編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。
ゲストは田中優子学長!!「九州の千夜千冊」刊行記念イベント必聴です
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20年め。周年事業の軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠したQten Genki Book『九』の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「 […]
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20年め。秋をめざして周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「三十三冊 […]
【販売開始】11月2日(日)Qten Genki Book『九』刊行イベント-九州の千夜千冊vol.7-
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20周年。秋をめざして周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつくる「三十三冊 […]
Qten Genki Book『九』クラファンスタート!-九州の千夜千冊vol.6-
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」20周年記念、松岡正剛の千夜千冊から組み上げた1,000冊のブックナビゲーション「Qten Genki Book『九』」のクラウドファンディングがスタートしました! ●発 […]
クラウドファンディングで出版へのご協力を!-九州の千夜千冊vol.5-
イシス編集学校九州支所「九天玄氣組」は今年20周年。発足会を行った秋をめざし、周年事業を進めている。軸となるのは「九州の千夜千冊」を冠した書籍の発行だ。松岡正剛の千夜千冊から選んだキーブック1冊ごとに33冊のグループをつ […]
コメント
1~3件/3件
2025-10-29
中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
2025-10-28
松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。
2025-10-20
先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。