「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

217人の学衆、3教室は速修コース。前代未聞の45[守]のバックヤード、チームラウンジ。学びと真似び、相互編集の場でもある。45[守]には21人の師範代と9人の師範がいて9つのチームが動いている。
チームには、教室名や師範代のキャラクターに肖ったチーム名がついている。チーム名は指南の拠り所にもターゲットにも永遠のQにもなっていく。
師範のチーム名語りをよすがにクッキングで表す連載企画「リカちゃん・クッキング」。「おつまみ篇」の二番手は速い・旨い・熱い「ぜらっと」だ。
★チーム名「ぜらっと」
……………………………………………………………………………
密かな「熱狂」を表沙汰にしてほしいとの意を込めて、
「熱狂する人、狂信者」という意味をもつ【zealot】から。
ひらがなにしてみたら「ずばっと」にも「がばっと」にも
見えてきます。「ぜらっといこーぜ!」が合い言葉。
師範 白川雅敏
はたはたデーモン教室 佐々木章雄師範代
やわらスパイラル教室 宮原由紀師範代
発恋スタンツェ教室 吉井優子師範代
ぜらっとピローギ
はたはた代わりのサーディンに、天に向かって
伸びるスプラウトと、発恋の赤が重なります。
ぜらっとチーズでまとめたらアメリカンな餃子
のできあがり。
●レシピ
《ぜらっとピローギ》
[材料]4個分
・オイルサーディン 1尾
・青しそ(大葉) 1~2枚(サイズによる)
・パプリカ(赤) 1切れ
・ブロッコリースプラウト 適量
・調理用とろけるチーズ 適量
・ぎょうざの皮 4枚
・サラダ油、オリーブ油など 大さじ1
(オイルサーディンとチーズに塩気があるので調味料は無しでOK)
[ダンドリ]
1.オイルサーディンは1尾を4つに分ける。
2.青しそは2または4等分、パプリカは細切り、ブロッコリースプラウトは根を切りおとす。
3.ぎょうざの皮の上半分に1と2を置き、とろけるチーズを載せる。
4.ぎょうざの皮の円周に水を一ぬりして包む(餃子風でも、二つに折ってフォークなどで押さえてもよい)。
5.フライパンに油を引いて、両面をこんがり焼く。途中で一時ふたをした方がチーズが溶けやすい。
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─ 師範の感想いただきました ─
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はたはたと発恋の見立て食材のパッとした味を、スプラウトが螺旋的に包み込む。味覚で感じるチームのらしさは大人のハーモニー!
●バックナンバー
石井梨香
編集的先達:須賀敦子。懐の深い包容力で、師範としては学匠を、九天玄氣組舵星連としては組長をサポートし続ける。子ども編集学校の師範代もつとめる律義なファンタジスト。趣味は三味線と街の探索。
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コメント
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2025-09-16
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