【このエディションフェアがすごい!15】ジュンク堂書店三宮駅前店(神戸市)

2021/06/30(水)14:00
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 6月26日、神戸・三宮でも「知祭り」がスタートしました。ジュンク堂書店の三宮店、三宮駅前店が千夜千冊エディションフェアに名乗りを上げ、先にお囃子を鳴らしたのが三宮駅前店です。フェア開催期間は7月31日(土)まで。

 

 特徴は千夜千冊エディション20冊と松岡校長の本10冊の、文庫と新書に絞り込んだ選書。浦田麻理店長はその理由をつぎのように話します。「当店のような一般書店では、ハードカバーの専門書はなかなか手にとってもらえません。松岡正剛さんの著書は専門書の中でも強い販売力をもっています。フェアも文庫・新書の形態であればいろんな人に手軽に親しんでもらえると考えました」

 

 もうひとつは、入社4年目の西川真由さん(文庫担当)をフェア担当に抜擢したことです。「千夜千冊エディションは発売のたびに売れていたので、フェアもいけると思いました」。エディションでは『本から本へ』や『大アジア』、新書では『日本問答』『江戸問答』や『日本文化の核心』が中高年世代によく売れていたとのこと。今回のフェアはそうした売れ筋を選んでいます。

 

 「一人の著者の本を20冊も扱うのは初めての経験。フェア棚に並べることで、これまで興味のなかった人の目に触れ、手にとってもらうのが目標です」と語る西川さん。自身もフェアを機会に千夜千冊エディションの世界に関心をもち始めた様子。新しい読者層の獲得にむけた若い書店員さんの挑戦を応援していきます。

 

三宮はJR、阪神、阪急、ポートライナー、地下鉄などの路線が集まる神戸市最大の交通ターミナル。

 

各路線の三宮駅から東へ歩いて1~5分。食品・ファッション・雑貨・リビング用品・レストランなどの店舗が入る三宮オーパ2(サンシティビル)の7階にジュンク堂書店三宮駅前店がある。サンシティビルはポートライナー三宮駅やミント神戸と歩道橋で直結していて、移動がスムーズにできる。

 

ジュンク堂書店三宮駅前店はワンフロアで店舗を展開。文芸、文庫・新書、人文、芸術、実用、雑誌など種類ごとの棚が大きな通路側に向けて並んでいて見通しがよい。仕事や学校帰り、ショッピングのついでに気軽に立ち寄れる立地の良さで幅広い顧客層をもつ。

 

エスカレーターのある通路側のフェア棚で見つけた手作りPOP。お客様に刺さる書店員さんの言葉と書体と形状が目を引く。

 

窓からは神戸中心部の景色が見える

 

文庫のフェア棚にずらり並んだ千夜千冊エディションと解説POP。その下には松岡校長の著書の中から手に取りやすい文庫・新書を10冊選んで並べている。

 

文庫棚の端、通路側に近いところにある千夜千冊エディションのフェア棚。「知祭り」のパネル貼りポスターが目印。

 

『知の編集工学』の横にはイシス編集学校のミニPOP

 

 

三宮駅前店のエディションフェアを一任されている西川真由さんのお気に入りは『サブカルズ』。「マンガやアニメが好きで2.5次元の舞台俳優のおっかけもしてる」というから筋金入りのサブカルファン。中学・高校時代は新選組に夢中になり歴史小説を読み漁ったそう。浦田麻理店長からは「専門的な硬い本のフェアを経験することで引き出しを増やしてほしい」と期待がかかっています。

 

 

ジュンク堂三宮駅前店をレポートした小路。残したい日本のイメージと大和ごころを探して『面影日本』を手にとりました。

 

 

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  • 小路千広

    編集的先達:柿本人麻呂。自らを「言葉の脚を綺麗にみせるパンスト」だと語るプロのライター&エディター。切れ味の鋭い指南で、文章の論理破綻を見抜く。1日6000歩のウォーキングでの情報ハンティングが趣味。