自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
イシス編集学校で予定されている活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。
6月に創立20周年を迎えたイシス編集学校は、9月20日・21日に、2日間にわたり、20周年の感門之盟を行います。20年間でかかわりを持ってくださった多くの方と、オンラインで集い、お祝いしたいと思います!
それでは、9月の「イシスDO-SAY」をどうぞ。
【2020年9月】
2020年9月2日(水) エディットツアー
【EX島根】ちょっこし遊んで 出雲神在だんだん編集祭
ナビ/上杉公志、景山和浩、増岡麻子
▶ 関連記事「【イシス祭@島根】引き算の美学「ないもの」編集は島根が発祥だった!」
2020年9月3日(木) エディットツアー
【EX広島&奈良】「おやこ五感ワーク」
ナビ 浦澤美穂、松井路代
プログラム:「いろ」「かたち」みつけ遊び&トーク
▶ 関連記事「【イシス祭@親子向け】編集かあさん&編集とうさん「おやこ五感ワーク」

2020年9月5日(土) エディットツアー
【EX熊本】 『来て見てはいよ!熊本「朝見世」モノヒト語り ~地域を「店」に見立てたら?~』
ナビ 植田フサ子、吉田麻子、石井梨香、田中さつき、三苫麻里
▶ 関連記事「【イシス祭@熊本】来て見てはいよ! 熊本「朝見世」モノヒト語り」

2020年9月6日(日) エディットツアー
【EX愛媛】 「いっぺん来とうみ!編集野球拳祭」
ナビ:若林牧子、後藤由加里
▶ 関連記事「【イシス祭@愛媛】♪編集するなら こういう具合にしやしゃんせ」
2020年9月8日(水) [New] チーム力を編集!グループ受講 説明会
企業人事担当者、社内推進者、地域の人材育成担当者、大学、ほかグループ受講をご検討のご担当者様の方へ、グループ受講説明会を開催。
2020年9月14日(月) 第14季[離] 課題提出締切
▶ 関連記事「おしゃべり病理医 編集ノート - 14[離]いよいよ世界読書の奥義へ」
2020年9月21日・22日(日・月) 20周年記念 第75回感門之盟
20周年感門之盟は2日間の連続開催となります。テーマは「Edit Japan 2020」!45[守]、44[破]、33[花]、風韻講座の修了者のみならず、20年間の思い出とこれからへの想いを胸に、全国を結び、オンラインで実施。
▶ 関連情報 「[20周年] Edit Japan2020 開催」

2020年9月27日(日) 輪読座
イシス20周年記念「世阿弥を読む」を、4月から開催してきました。今回が最終回。
▶ 関連情報 「【輪読座】能は「悪」だった? バジラ高橋が説く日本の「善悪観」」
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過去のDO-SAY
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。見逃した方はぜひこちらの記事でキャッチアップを。 今回は9月に公開され […]
【プレスリリース】新刊『不確かな時代の「編集稽古」入門』(11月13日発売)で、田中優子が学びの未来を問う
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、学長である田中優子による新刊の発売をお知らせいたします。 世界情勢の混乱、社会の分断、生成AI時代の不確実 […]
【田中優子の学長通信】No.12 『不確かな時代の「編集稽古」入門』予告
この表題は、もうじき刊行される本の題名です。この本には、25名もの「もと学衆さん」や師範代経験者たちが登場します。それだけの人たちに協力していただいてできた本です。もちろん、イシス編集学校のスタッフたちにも読んでもらい […]
田中優子の酒上夕書斎|第五夕『苦界浄土』石牟礼道子(2025年10月28日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
コメント
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。