『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

遊刊Edistで動画型の本格的なコンテンツがスタート。
ハンディビデオで松岡校長の舞台裏まで撮影する、林朝恵さんの新コーナーです。
オンライン会議では体感できない「ハヤシVIEW」を通じて、校長講義の一端をお楽しみください!
マツコ:実は、もうずいぶん前、Edistが始まったころから、実験的に林朝恵さんが動画を撮影なさっているんです。「動画のハヤシ・静画のゴトウ」。この2人が、コロナ禍にあっても、本楼スタジオに現れる校長をじっとおさめてきました。とりためたフィルムはもうすでに相当の量になっているはず。20周年の感門之盟あたりで、それらはお披露目されるのか?マツコの気になりポイントです。10枚のショットで1日を伝えるゴトウの10ショットもいいですよ~
─ 波及のインパクトでPick!
予告記事なのに、イベント当日の6/20を過ぎてもView数を伸ばし続けた稀有な記事となりました。
鈴木花絵師範代の企画によって実現したのは、恩師である三浦佑之先生(千葉大学名誉教授)をスペシャルゲストに招いての豪華なオンラインEdit Tour@本楼。『浦島太郎の文学史』(635夜)を軸に物語編集をめぐる三浦先生の談義では、Zoom越しの参加者が熱心にメモをとるというEdit Tourでは珍しい光景が広がりました。
─ 流麗な文章表現でPick!
今月は、丸洋子さんのコチラを推します。
そもそもの発端は井ノ上シーザーの6月10日の記事「危機に乾坤二擲 “DUST宣言”と“DUSTライター募集”」。これにおしゃべりな病理医の小倉さんが呼応して、STの垣根を超えたDUSTとNESTの画期的な往復書簡が生まれたのでした。「サラダの話?」には吹きました(笑)。(談志師匠が好きな人はとくに)「人間の業の肯定」の話もたまらない。ラストを飾るイラストがとってもキュートです。
マツコ:小倉さんの連載!ほかのエディスト・ライターが書いた記事に呼応して、新たなコラムを生み出す連想力が光ります。松岡校長がYoutuberとなるYoutube番組「ツッカム正剛」に出演する小倉さんも必見!
それから。井ノ上シーザーが体を張ったDUST記事も、マツコからここにオススメしておきましょう。
─ イシスの今をPick!
6月1日はイシス20歳の誕生日。20周年を記念して、エディストでも2つの企画が走り出しました。ひとつは第1期師範代の山田仁さんから始まった「師範代リレー」。その年、その時期の世界情勢や流行、当時アップされた千夜千冊とともに、当時のイシスを振り返ります。
<ISIS 20周年師範代リレー>
もうひとつが、多読ジム スピンアウト企画「多読ほんほんリレー」。2000年から1年ずつ、一冊の本を取り上げて、多読師範たちが、自らのイシス体験とその年を回顧します。トップバッターは木村久美子月匠。名うての読書家である多読師範がどんな一冊を取り上げたのかに注目です。
<多読ほんほんリレー>
多読ほんほんリレー00 イシス20周年企画START!
マツコ:逃してはいけない、もうひとつの見どころがありますっ!
それは、カバー写真のデザインです~。師範代リレーでは、カバーフォトは、1枚1枚、編集工学研究所デザイナー穂積晴明が手仕上げしています。
その時代におこった出来事、関連人物や話題になった書籍などに、当時の師範代がかっこよくコラージュされていますね~。
みなさんもどうぞ、この2つの連載を、ご一緒に見守ってください!(先は長そうですから?!)
いかがでしたか?!
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2020年6月の記事から、編集部おすすめ情報をお届けしました。
7月も見逃せないぞ、遊刊エディスト! またどうぞお楽しみに~
(Comments by マツコ@編集部)
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-10-14
ホオズキカメムシにとってのホオズキは美味しいジュースが吸える楽園であり、ホオズキにとってのホオズキカメムシは血を横取りする敵対者。生きものたちは自他の実体など与り知らず、意味の世界で共鳴し続けている。
2025-10-07
「ピキッ」という微かな音とともに蛹に一筋の亀裂が入り、虫の命の完結編が開幕する。
美味しい葉っぱをもりもり食べていた自分を置き去りにして天空に舞い上がり、自由自在に飛び回る蝶の“初心”って、いったい…。