これを読めば[破]がわかる! 松岡正剛のシゴト術を学ぶイシス編集学校[破]コースとは

2021/10/07(木)13:43
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イシスでは何が学べるのか。知る方法は2つある。『インタースコア』を紐解くこと。そして、この遊刊エディストを読むことだ。
校長松岡正剛はささやく。

編集学校はめっぽうおもしろい。どんな学習体験にも似ていない。[…]

ただ、本書を手にしただけで編集学校を覗いたことのない諸君には申し訳ないが、このおもしろさは『そこ』にさしかかってもらわないかぎりは、伝わりにくい。

『共読する方法の学校 インタースコア』

松岡正剛・イシス編集学校著(春秋社)

 

体験しないとわからない。そのイシスでの学びが、今年2021年、遊刊エディストではじめて一般公開された。基本コース[守]を終えた学衆だけが進級できる、応用コース[破]の模様である。

イシスでは何を学び、学衆はどう変化するのか。2021年4月、ようやく高齢者へのコロナワクチン接種が始まったころに開講し、東京オリンピックの閉会式とともに回答期限を迎えた46[破]の模様をクロニクル形式でお届けする。人々の才能が引き出される瞬間を目撃せよ。

 


お出迎えの準備から

 イシスでは受講生を「学衆」、学衆を導くコーチを「師範代」と呼ぶ。学衆を迎えるための師範代のたゆまぬ研鑽から、一期が始まる。教材は、松岡正剛による千夜千冊と『情報の歴史21』。


 

春爛漫、師範代が羽ばたくために8時間 47[守]46[破]伝習座開催

 

イシスのマル秘テク「共読」とは何か うるさい読書で千夜に挑む 46[破]伝習座

 

『情報の歴史21』編集長が年表レクチャー コツは「Qちゃんとヤワラちゃん」

 

▲千夜千冊ジャコメッティ『エクリ』を引きながら、なぜ我々は文章を書くのかと問う[破]番匠 野嶋真帆

 


開講直後

 学衆が学ぶ教室には、へんてこな名前を掲げる。これがイシスのおもてなし。その理由とは。


 

クラス替えは、世界の再編集のために 【46破開講3日目】

 

名付けは「呪」イシスの名前が変なワケ 【46[破]教室名総覧】

 

▲「ほろよい麒麟」に「互次元カフェ」。不思議な名前には何が折り畳まれているのか。

 


第1の術 「文体編集術」

 [破]では4つの編集術を学ぶ。まずは文章。ただし、イシスでの稽古は「名文を書く」ことが目的ではない。


 

スラスラ書くな、モヤモヤ足掻け◆作文・創文・知文のヒント【46[破]課題本一覧】

 

松岡正剛ライティング術!文章のクオリティを格上げする「ポッと出」とは【46破 知文AT】

 

オシリを締めよ!責任とるべき結びの一文】【エントリー率驚異の97% 46[破]知文AT閉幕】

 

地方に「ないもの」だから「あるもの」 師範代石輪のウラカタ仕業

 

講評は果たし状 悔し涙の師範代【46[破]知文AT賞 結果発表】

 

▲課題本10冊のなかから1冊を選び、「セイゴオ知文術」で創文する。課題本は毎期アップデートされる。

 


第2の術 「クロニクル編集術」

 画期的な世界年表『情報の歴史21』に学ぶのは、年表の読み方・作り方。稽古では、自分さえも情報編集の対象にする。


 

年表は名シーン セイゴオ年譜に学ぶ自分史編集法 【46[破]クロニクル】

 

タモリ・優作・アレクサンダー 自分史作れば、わたしが増える 【イシスの自分史サンプル大公開】

 

▲伝説の『情報の歴史』は四半世紀を経て蘇った。編集には、イシス編集学校の師範らが参画。

 


第3の術 「物語編集術」

 クライマックスは物語稽古。物語を書くといっても、メルヘンな世界に遊ぶことではない。徹底的に、人類普遍の物語アーキタイプを読み解く。


 

神話がルークを生んだ!物語づくりはSTAR WARSに学べ 【46破 物語 課題映画リスト】

 

3000字を読ませるには「章タイトル」が鍵だった 大賞作品分析 【46破 物語AT】

 

イシスなオリンピックは「あと」が勝負 知祭り・番ボー・AT賞 【47[守] 46[破]】

 

2030年東京、コロナ禍は意外と快適? 大賞作はディストピアSF 【46[破]物語AT大賞】

 

▲クレヨンしんちゃんから、スター・ウォーズまで。古今東西の映画から、物語マザーを読み解く。

 


第4の術 「プランニング編集術」

 集大成では松岡正剛のハイパーな企画術を手に入れる。松丸本舗、角川武蔵野ミュージアムを擬く。


 

たらこパスタに「ハイパー」を学べ 松岡正剛流プランニング術、革新のポイントとは  46[破]

 

誰のための五輪なのか プランニングの鍵は「キャラ」にあり 【46[破]】

 

▲「松岡正剛のプランニングを学ぶ」という狙いを研ぎ澄ますべく、[破]評匠中村まさとしがお題改編を率いた。

 


「突破」へ向けて 

 イシスは血の通った通信教育である。突破という全番回答に向け、学衆同士が助け合い、師範代が涙にむせぶ姿は感動的。


 

閉会式のウラで、学衆は何を歌ったか 歌めぐりの46[破]突破期限迎える

 

師範代は鬼になる 学衆にムチふるう仏の心とは【47[守]卒門直前】

 

▲歌人の師範もいれば、俳人の師範代もいる。あやの言葉に、存分に浸れるのもイシスならでは。

 

 


感門之盟にて

 講座の修了は、王羲之「蘭亭序」にあやかる感門之盟で寿ぐ。学衆には突破証が、師範代や師範には本や書が贈られ、一座で次なる「門」を見据える。


 

いまなぜ神秘主義なのか 歌う46[破]師範へ書の贈呈【77感門】

 

あの人はどんな本? 万感の46[破]先達文庫【77感門】

 

▲校長松岡正剛が突破学衆や師範代・師範に祝意を伝え、さらなる編集へと焚きつける。

 

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イシス編集学校での学びは、基本コース[守]から。今期48[守]の申し込み〆切は、10月11日。
卒門者のみ、[破]への進級が許される。47[破]は2021年10月11日開講。

 

▼詳細や申込みは、イシス編集学校公式HPより。

https://es.isis.ne.jp/

 


  • 梅澤奈央

    編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで絶賛編集力向上中。今、最も旬なエディスト「うめこ」のこれからの活躍に刮目されたし。47[破]番記者。