発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

イシス編集学校で予定されている活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。
6月に創立20周年を迎えたイシス編集学校の7月はいかに?!それでは、7月の「イシスDO-SAY」をどうぞ。
【2020年7月】
2020年7月4日(土) 風韻講座 仄明書屋
風韻講座の中で唯一1日リアルに集う仄明書屋(そくみょうしょおく)がある。今季はこれを、オンライン仄明として実施。参加者には、編集学校から豪徳寺のお寺までを歩いた映像が送られ、それぞれがつくった句が交わされる。
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2020年7月11日(土)工冊會(こうさつえ)
多読ジムの伝習座。冊師、多読師範が集い、Season3にむけて交わし合う。多読ジムを受けるべきか?問診票はこちら
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2020年7月11~12日(土日)第33期 花伝所 キャンプ
指南編集トレーニングキャンプの開催。7週間を終えて、師範代認定をかけた最後のトレーニングがオンラインで開かれる。
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2020年7月13日(月)多読ジム Season3開始
多読ジムSeason3がスタートします。今期のBook Questでは、2000年にスタートした編集学校の第1期・第2期の先達文庫43冊から3冊を選んで読み込む。Edition読みは、最新の『宇宙と素粒子』。
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7月14日(火) 「情報の歴史プロジェクト」 松岡ディレクション
松岡正剛校長が監修し、あらゆる情報文化史を同時年表化した書籍『情報の歴史』(NTT出版、1996年)の歴象アップデートと出版を目的とした「情報の歴史プロジェクト」。松岡正剛のディレクションミーティングが行われる。
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2020年7月18日(土)44[破] AT賞 選評会議
[破]で行われる編集コンテストのひとつ、AT賞(アリストテレス大賞)の選評会議の開催。
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2020年7月23日(木)、7月24日(金) 師範IS&IS講5(オンライン)
2019年2月発足した「師範IS&IS講」。イシス編集学校の師範が集い、編集工学を深め、研鑽し合う特訓場。今回は、2020年だけ出現する2連休をいかしてのオンライン開催となる。
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2020年7月25日(土)エディットツアー オンライン開催 / @東京・豪徳寺
このエディットツアーをスタート地点に、全国オンライン・エディットツアーが連打させる予定。週に3-4回のペースで、全国各地ゆかりの師範代やゲストを招いたオンラインツアー。
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2020年7月26日(日)第4回 輪読座
イシス20周年記念となる今年の輪読座のテーマは「世阿弥を読む」。 第4回は『申楽談義』を読む①。「能役者の芸風」「能作(作劇法)」、「勧進能・翁の事」「仮面に関する事」を深めていく。
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7月31日(金) 第33期 花伝所花 敢談義リハーサル
放伝して師範代になろうとする方々が参加する1日プログラムである敢談義が8/1に開催。花伝師範、番期選考委員会(学林局、学匠)が総出で、グループ・ディスカッション等をサポート。前夜31日はリハーサル開催。
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過去のDO-SAYをチェック!
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。