【このエディションフェアがすごい!20】丸善 広島店

2021/07/08(木)09:13
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 広島カープに宮島の大鳥居。日本全国どこよりも「赤」の似合う地で、「血祭り」ならぬ「知祭り」の幕が上がる…。6月28日、丸善広島店にて中国地方第一号となる千夜千冊エディションフェアがスタートしました。

 

丸善広島店は広島駅から広島電鉄で10分、八丁堀(はっちょうぼり)停留所で下車してすぐの天満屋八丁堀ビル7・8Fにあります。

 

売り場面積は広島最大で、蔵書数も120万冊を超える中四国地方最大の書店です。漫画、雑誌から人文書、専門書まで品揃えも幅広く、他の書店で見つからないものもここに来れば見つかることがあります。

 

フェア特設棚は7階文庫棚と新書棚の境目に設えられました。「新書①文庫新書新刊・話題書」の棚の奥になります。

 

棚の通路側に貼られたポスターと、棚前の祭を意識して連貼りされたPOPが目印です。

 

広島店ならではの仕立てとして、広島在住師範代小桝裕己による独自のグルーピングと、文庫担当スタッフの方のアイデアも活かした「広島弁キャッチコピーPOP」があります。たとえば『ことば漬け』『物語の函』『方法文学』の3冊には「文学、好きなん?」。『少年の憂鬱』『サブカルズ』『心とトラウマ』の3冊は「幼ごころ、忘れんさんなよ」。そのほかのコピーはぜひ現地でご確認ください。

 

文庫担当スタッフの方のおススメエディションをうかがってみたところ「「ことばはどんな力を持つのか」という帯に惹かれた」という『ことば漬け』をチョイスしてくださいました。

 

丸善広島店副店長 相川裕之さん

 

丸善広島店副店長の相川さんは今回のフェアの意気込みについて「入り口、入門編」と語ります。「松岡正剛さんは読み手としても売る側としてもそう簡単に全容がつかみきれる人ではない。これをきっかけにフェアに来てくださった方も、書店も次につなげていければ」と、千夜千冊エディションフェアが読者のみなさま、書店それぞれにとって松岡校長本とのより親密なお付き合いのはじまりになることを願うコメントを頂きました。

 

丸善広島店では8月からフェアの規模を拡大。21冊目の最新エディション『資本主義問題』を中心に据え、関連本含めて展開予定です。千夜千冊EDITIONを通した新たな知への「門」、ぜひ実際に来て、見て、くぐってみてくださいね。(フェアは8月31日まで開催)

 

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