イシスDO-SAY 2022年6月

2022/06/08(水)12:15
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6月の季語のコマドリ

イシス編集学校で予定されている活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。

 

5月には松岡正剛校長の千夜千冊が執筆総数1800夜を迎えるというビッグイベントがありました。エディストでは林朝恵師範によるお祝記事(【松岡正剛 映写室 Take-05】を掲載しているので是非お読みください。

 

続いて、6月のビッグ・イベントのひとつは、なんといっても、松岡正剛校長直伝プログラム「世界読書奥義伝 第15離」がはじまることでしょう。離へ入院される皆様へ、経験した離学衆であるエディスト編集部メンバーから、エールを送ります。

それでは6月の「イシスDO-SAY」をどうぞ。

 

 

【2022年6月】

 

2022年6月4日(土) 49[守] 伝習座

開講に向けて、指導陣が集合して行う研鑽の機会である伝習座が行われます。4月に始まった[守]を支える師範代・師範・番匠・学匠が集います。

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2022年6月11日(土) 第十五季[離]世界読書奥義伝 開院

2005年に誕生した[離]は今回で15季を迎えます。限定30人を対象に開講する少数制の松岡校長直伝プログラムは、この17年で400人近い受講者を輩出しています。2022年にご参加の皆様、速度と深度をあげてどうぞご健闘を!

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2022年6月11日(土) 多読ジム 工冊會 開催

多読ジムに関わる冊師、指導陣があつまり研鑽を重ねる場「工冊會」(こうさつえ)が開かれます。

▶関連記事松岡正剛が語る「多読」の極意──多読ジム第二回工冊會

 

 

2022年6月18日(土) ISISフェスタ『情報の歴史21』の読み方〜村井純 篇

驚異の世界同時年表『情報の歴史21』の読み方を知識人が次々語るトークシリーズ。今回はインターネットの父、ハイパーエディティングプラットフォーム[AIDA]のアドバイザリーボードメンバー村井純氏をお迎えしての開催です。

お申し込みはこちら お申込みはこちら
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2022年6月25日(土) 学校説明会

基本コース[守]をご検討のみなさまや「編集」にご興味のある方など、どなたでも参加できる学校説明会。コロナ禍をへて、ようやくリアル開催。ブックサロンスペース「本楼」にて、15名様限定で実施します。受講方法のご説明や、受講にあたって気になることなど個別のご質問にもお答えします。参加費無料。

詳細・お申込みはこちら

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2022年6月26日(日) 輪読座 第3輪

2022年春の輪読座では、初めて物理学者である湯川秀樹を取り上げている。6月開催の『日本哲学シリーズ「湯川秀樹を読む」』第3輪は、「物モノと霊モノは対立か、連続か、同根か」。輪読座の心構えのひとつめは“予習禁止”、今からでもご参加いただけます。ご参加希望の方はお問い合わせください。

詳細・お申し込みはこちら 

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  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。

山田細香

2025-06-22

 小学校に入ってすぐにレゴを買ってもらい、ハマった。手持ちのブロックを色や形ごとに袋分けすることから始まり、形をイメージしながら袋に手を入れ、ガラガラかき回しながらパーツを選んで組み立てる。完成したら夕方4時からNHKで放送される世界各国の風景映像の前にかざし、クルクル方向を変えて眺めてから壊す。バラバラになった部品をまた分ける。この繰り返しが楽しくてたまらなかった。
 ブロックはグリッドが決まっているので繊細な表現をするのは難しい。だからイメージしたモノをまず略図化する必要がある。近くから遠くから眺めてみて、作りたい形のアウトラインを決める。これが上手くいかないと、「らしさ」は浮かび上がってこない。