自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
松岡正剛が校長をつとめるイシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。2024年4月の行事をまとめて一挙ご案内いたします。
編集の春到来、フレッシュな気持ちで今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。
(今月のカバー写真は、4月のアイテム「ランドセル」)
2024年4月2日(火)本楼エディットツアー
2万冊の蔵書を誇るイシス編集学校のブックサロン”本楼”を一般公開し、ワークショップを開催。ナビゲーターは、イシス編集学校の小椋加奈子師範代。どなたでもお楽しみいただける内容です。
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2024年4月6日(土) 53[守]伝習座、52[破]伝習座 開催
当期の指導陣が集合して行う研鑽の機会である伝習座が行われる。
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2024年4月7日(日) スペシャルエディットツアー「歴史は編集できる!イシス式クロニクル編集ワーク ~『情報の歴史21』を遊ぶ~」
今回の本楼エディットツアー特別編では『情報の歴史21』と遊びながら、クロニクルを使った編集ワークショップを開催。ナビゲーターは、爽やかな進行と親しみやすさに定評がある若き棟梁、橋本英人(編集工学研究所)が担当。サポート役には中高で世界史を教えてきた”バニー蔵之助”の愛称でおなじみの[破]師範。
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2024年4月11日(月)子供編集学校「プランニングフィールド 2024春夏」、申し込み締め切り日
編集術を子供に向けて応用する「子ども編集学校」に関心あるメンバーが集い、ワークショップやZINEの制作を通じて、子ども編集学校を実験・実践する場、プランニングフィールド。2024春夏活動に参加されたい方はお申し込みをお待ちしています。
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2024年4月12日(金) ISIS FESTA スペシャル『情報の歴史21』を読む 12弾 安田登編
驚異の世界同時年表『情報の歴史21』の読み方を知識人が次々語るトークシリーズ。今回は、研究・執筆業にも積極的に取り組まれており著作も多数、下掛宝生流能楽師のワキ方として活躍する安田登さんが登場。
▶関連記事 今こそ、あたらしいコトバが必要だ。「『情報の歴史21』を読む」第12弾「安田登編」4月12日(金)開催!
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■日時:2024年4月12日(金) 19:30~22:00
■参加費:リアル参加4,000円(税込4,400円
オンライン3,000円(税込3,300円)
■会場:リアル参加:本楼(世田谷区豪徳寺)
オンライン参加:お申し込みの方にZOOM アクセスをお送りします。
※リアル参加もしくはオンライン参加のどちらかをご選択いただけます。>
<■定員:リアル参加につきましては先着20名となります。
<■参加資格:どなたでもご参加いただけます。
■申込締切日:2024年4月11日(木) 12:00まで

2024年4月14日(日) スペシャルエディットツアー「情報の海を発想跳び! ~イメージからマネージへイシス秘伝の連想術」
[守]師範陣のエディットツアーが開催される。情報が氾濫する時代、情報の多様性に着目し、固定化された見方からやわらかな見方へ、発想力を磨く編集術を体験するツアー。ナビゲートは、相部礼子師範、北條玲子師範。
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2024年4月16日(火) 共読onlineワークショップ開催
1冊の書物をたった60分間で読む目次読書法を知り、濃密な読書を践できるワークショップが開催される。ナビゲーターは、多読ジム冊師の重廣竜之さん。(Zoom開催)
お申し込みはこちら
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2024年4月18日(木) オンライン学校説明会
イシス編集学校の学校説明会を開催。ナビゲーターは石黒好美師範。編集術を簡単にご体験いただくほか、受講方法のご説明や、受講にあたって気になることなど個別のご質問にも対応。
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2024年4月22日(月) 第52期[破]、開講
応用コース[破]が開講日を迎えます。
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2024年4月27日(土) オンライン学校説明会
イシス編集学校の学校説明会を開催。ナビゲーターは長島順子師範代。編集術を簡単にご体験いただくほか、受講方法のご説明や、受講にあたって気になることなど個別のご質問にも対応。
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2024年4月28日(日) 第53期[守] 応募締め切り日
5月13日からの基本コース開講に先立ち、4月28日が応募締め切り、入門日が4月30日となっている。お申し込みはお急ぎください。
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2024年4月28日(日) 輪読座 新コースがスタート
図解で古典を読み解く輪読座は、新シーズンを迎える。次回のテーマは『太平記』。
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過去のDO-SAY
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。見逃した方はぜひこちらの記事でキャッチアップを。 今回は9月に公開され […]
【プレスリリース】新刊『不確かな時代の「編集稽古」入門』(11月13日発売)で、田中優子が学びの未来を問う
株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校は、学長である田中優子による新刊の発売をお知らせいたします。 世界情勢の混乱、社会の分断、生成AI時代の不確実 […]
【田中優子の学長通信】No.12 『不確かな時代の「編集稽古」入門』予告
この表題は、もうじき刊行される本の題名です。この本には、25名もの「もと学衆さん」や師範代経験者たちが登場します。それだけの人たちに協力していただいてできた本です。もちろん、イシス編集学校のスタッフたちにも読んでもらい […]
田中優子の酒上夕書斎|第五夕『苦界浄土』石牟礼道子(2025年10月28日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。