発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

松岡正剛が校長をつとめるイシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。
4月30日は基本コース[守]の申し込み締め切り日です。この春から、新しい自分にアップデートしてみませんか。
応用コース[破]を修了している方には、『多読ジムスペシャルコース今福龍太を読む』がおすすめです。
では、5月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。「イシスDO-SAY」 5月号をどうぞ。
(今月のカバー写真は、5月の季語「すぐり」)
【2023年5月】
2023年5月8日(月)基本コース第51期[守] 開講
基本コース[守]が開講。情報編集にまつわる38の型を学ぶ4か月をお楽しみください。
▶関連情報 お値打ち?身内?角打ちも? 林頭直伝!イシスを薦める4つの方法
▶関連情報 <速報>春の「不足」を編集する方法【51守伝習座 学匠・律師メッセージ】
★まだ間に合う!!お申込みはこちらから
2023年5月13日(土)第39期花伝所 入伝式
ISIS花伝所では、道場で師範の指導を受けながら、インタースコア編集力を身につけるための5つのMを徹底的に鍛錬する。開講日には全員が集う入伝式が行われる。
▶ 関連情報 37[花]入伝式 松岡校長メッセージ 「稽古」によって、混迷する現代の再編集を
▶ 関連情報 [週刊花目付#001] 解釈の冒険、あるいは表象の発見
▶ 関連情報 ステージングを駆け抜けろ!キワで交わる、律動の39[花]ガイダンス。
2023年5月21日(日)[破]AT賞〆切
[破]で開催される「アリスとテレス賞」(AT賞)の締め切り日。
▶ 関連情報 編集用語辞典 04 [アリスとテレス大賞]
▶ 関連記事 44[破]AT物語・アリス大賞受賞対談―別院で自分の名前を見つけて―
2023年5月25日(木)『多読ジムスペシャルコース 今福龍太を読む』 申込締切日
著者との開講セッションを経ての共読&探求、著者自ら受講生の作品を審査講評する修了式。イシスでも異彩を放つ講座[多読SP]が6月4日、開講する。2021年秋「大澤真幸を読む」、2022年秋「村田沙耶香を読む」に続く第三弾は「今福龍太を読む」だ。対象は突破者以上。
2023年5月28日(日)AT賞[破]選評会議
[破]で開催される「アリスとテレス賞」(AT賞)の選評会議を開催。
▶ 関連記事 編集用語辞典04[アリスとテレス大賞]
▶ 関連記事 アリストテレス賞選評会 42[破]
2023年5月28日(日)日本哲学シリーズ輪読座「幸田露伴を読む」第2回開催
4月からはじまった今期の輪読座のテーマは、「幸田露伴」。どうして、今、幸田露伴〈1867~1947〉を読むのか。詳細はこちら。
輪読座は、今からでも途中参加が可能です。ご参加希望の方はお問い合わせください。
詳細・お申し込みはこちら
過去のDO-SAY
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 梅雨があけた地域も出てきました、いよいよ日本列島に夏到来ですね!イシス編集学校でも熱い夏が始まります。7月のス […]
編集部が選ぶ2025年5月に公開した注目のイチオシ記事9選+α
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。見逃した方はぜひこちらの記事でキャッチアップを。 今回は、2025年5月に公開さ […]
田中優子の酒上夕書斎|第二夕『S/Z バルザック『サラジーヌ』の構造分析』ロラン・バルト(2025年6月24日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語 […]
コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。