発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

松岡正剛が校長をつとめるイシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。
2022年も残すところあとわずかになりました。編集学校には「7Cha」という教訓があります。その中のひとつ、編集的「Chance」を逃さないよう、色々参加できる機会を見つけてください。
さあ、2022年最後の月、今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。それでは、12月の「イシスDO-SAY」をどうぞ。
(今月のカバー写真は、12月の季語「千鳥」)
2022年12月3日(土) 50 [守]伝習座
当期の指導陣が集合して行う研鑽の機会である伝習座が行われる。
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2022年12月4日(日) 物語講座第15綴 蒐譚場
物語講座の会期中、1度だけ一同が介して物語を学ぶ機会、それが蒐譚場(しゅうたんば)。叢衆、師範代、師範が集い、1日をかけて物語を読み、物語を語り、物語を編む格別な1日が開催される。
▶関連情報 三日間の物語 10shot Clip 13[物語]蒐譚場・45[破]46[守]伝習座
2022年12月6日(火) 『情報の歴史21電子版』 発売日
『情報の歴史21電子版』が、いよいよ待望の発売開始。イシス編集学校関係者たちも編纂に加わった壮大なプロジェクトだ。512ページからなる膨大な歴史情報が、PDFでキーワード検索可能になるとは、編集学校に学ぶ人たちは必見!
▶ 関連情報 『情報の歴史21』電子版12月販売開始。2021年のページも追加
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2022年12月10日(土)〜11日(日) Hyper Editing Platform AIDAシーズン3 第三講
10月15日からスタートしたHyper Editing Platform AIDAシーズン3の第三講は、近畿大学アカデミックシアターにて2日間の合宿形式で実施。
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2022年12月11日(日) 目次読書ワークショップ共読online
イシス編集学校 校長松岡正剛直伝の「目次読書」に「マーキング読書」も加味したスペシャル・カリキュラム。[多読ジム] 参加メンバーのためのグループレッスンとして始まったものだが、未体験の方にもご参加いただけるようにいたしました。
※お申込はこちら
▶ 関連情報 たった1時間で新書1冊が読める!目次読書ワークショップが始動。初回、大盛況。
2022年12月13日(火) 『情報の歴史21電子版』 発売記念イベント@DOMMUNE
12月6日に『情報の歴史21電子版』が発売開始となることを記念し、ライブストリーミングスタジオDOMMUNEでイベントを開催。ゲストにDOMMUNE宇川直宏氏、AIDAアドバイザリーボード武邑光裕氏、山本貴光氏を迎え、吉村堅樹林頭が情歴フェスを盛り上げる予定!
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2022年12月17日(土)〜18日(日) 第37期 ISIS花伝所 キャンプ開催
編集コーチ養成講座である花伝所の終盤、指南編集 トレーニングである「キャンプ」が行われます
▶ 関連情報 [週刊花目付#18] 「ネガティブ・ケイパビリティ」
2022年12月20日(火)「エディットツアー クリスマスSP~音楽と編集のゆうべ~」 by 上杉公志師範代
2020年、トイピアノを弾きながらエディットツアーを行った作曲家が返ってくる!クリスマスに合わせて、今度は電子ピアノで、若林牧子師範の手掛けるフィンガーフードとともに、ディナーショー仕立てでエディットツアーが行われる。どんな編集談議&音楽談義になるのか、乞うご期待。
※お申し込みはこちらから
▶ 関連情報 「月」をおともに エディット・ツアー by上杉公志師範代
▶ 関連情報 上杉公志師範代によるトイピアノ演奏@本楼(動画)
2022年12月24日(土) 多読ジムスペシャルコース「村田沙耶香を読む」 ラストイベント
10月からスタートした「多読ジムスペシャルコース 村田沙耶香を読む」の修了イベントが行われる。優秀賞や村田沙耶香賞の発表と共に、村田沙耶香氏と松岡正剛校長の対談を実施。コース参加者以外も、イシス編集学校未入門の方も参加可能。
※お申し込みはこちらから
▶ 関連情報 【定員30名】「村田沙耶香を読む」多読ジムSP第二弾
2022年12月25日(日) 輪読座
今期は三浦梅園を取りあげる。第三回は、”『玄語 4』【天冊 活部天神】を読む”がテーマ。
輪読座は、今からでも途中参加が可能。ご参加希望の方はお問い合わせください。
※詳細・お申し込みはこちら
▶ 関連情報 【受付開始】10/30〜輪読座「三浦梅園『玄語』を読む」情報公開&申込受付中!
2022年12月25日(日) 学校説明会
基本コース[守]をご検討のみなさまや「編集」にご興味のある方など、どなたでもご参加いただける学校説明会。「イシス編集学校で学べることとは?」「教室」のしくみ」を中心にお話し、ミニワークを体験。
過去のDO-SAY
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。