発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

松岡正剛が校長をつとめるイシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ–セイ)」。2024年6月の行事をまとめて一挙ご案内いたします。
5月は、ゴールデンウィーク明けから基本コース[守]がスタートしました。いかがですか、楽しんでいますか。
そして先日、電撃発表されたのが、4月にISIS Co-missionに就任された、劇団こまつ座代表・井上麻矢さんによる特別講義の決定です。「松岡先生の編集学校で、すべてを学びました」とおっしゃるほどに、編集学校での学びが活かされているとのこと。7月14日の講義が楽しみです。(お申込はこちら)
では、今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。
(今月のカバー写真は、6月のアイテム「和傘」)
2024年6月1日(土)第52期[破] 伝習座
当期の指導陣が集合して行う研鑽の機会である伝習座が行われる。
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2024年6月6日(木)帝京大学 読書術コーススタート
帝京大学で長年続くコースがスタート。6日は教育文化学科からはじまり、参加する共読ナビゲーターは27名、秋までに大学生711名が受講予定。
2024年6月8日(土) 第十六季[離] 別当会議
3月30日にスタートした第十六季[離]の指導人たちが集まり、別当会議が行われる。
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2024年6月10日(月) 多読ジムSeason19 スタート
[多読ジム]は、1シーズン(11週間)に3つのプログラムで構成される継続型コース。Season19が始まる。
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2024年6月15日(土)第53期[守] 伝習座
当期の指導陣が集合して行う研鑽の機会である伝習座が行われる。
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2024年6月22日(土) 第十六季[離] 表沙汰
3月30日にスタートした第十六季[離]では、「表沙汰」が開催される。参加者・指導陣が一堂に会し、松岡正剛校長直伝の講義を受けたり、指導陣と学衆がテーブルを囲んでディスカッションなどで学びあう。
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2024年6月29日(土) オンライン学校説明会
イシス編集学校の学校説明会を開催。編集術を簡単にご体験いただくほか、受講方法のご説明や、受講にあたって気になることなど個別のご質問にも対応。
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2024年6月25日(火) ISIS FESTA スペシャル『情報の歴史21』を読む 佐倉統編
驚異の世界同時年表『情報の歴史21』の読み方を知識人が次々語るトークシリーズ。
今回は、科学技術社会論研究者、佐倉統さんをゲスト講師にお迎えしての開催。もともとの専門は進化生物学・霊長類学。進化生物学の理論を軸足に、生物学史、科学技術社会論に研究の軸足をうつし、現代社会と科学技術の関係を研究されています。「科学と社会は切り離せない」をテーマに、科学と社会のよりよい関係を模索・提唱する佐倉さんが、どのように情報の歴史を講義するか、どうぞご参加下さい。
▶関連記事 科学と社会は切り離せない。「『情報の歴史21』を読む 佐倉統編」6月25日(火)開催!
お申込はこちらから
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■日時:2024年6月25日(火)19:30〜22:00
■参加費
リアル参加4,000円(税込4,400円)
オンライン3,000円(税込3,300円)
■会場
リアル参加:本楼(世田谷区豪徳寺)
オンライン参加:お申し込みの方にZOOM アクセスをお送りします。
※リアル参加もしくはオンライン参加のどちらかをご選択いただけます。
■定員:リアル参加につきましては先着20名となります。
■参加資格:どなたでもご参加いただけます。
■参加特典:お申込者限定のアーカイブ動画あり(視聴期間:1カ月程度)
■申込締切日:2024年6月24日(月) 12:00まで
■お問い合わせ:front_es@eel.co.jp
2024年6月30日(日) 日本哲学シリーズ輪読座「『太平記』を読む」 第3輪
図解で古典を読み解く輪読座は、4月から新シーズンが始まった。今回のテーマは『太平記』。第3回目は、「建武の新政とその崩壊」をテーマに開催。
詳細・お申込はこちらから
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過去のDO-SAY
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。